士業を開業しても、すぐには食えないと思います

士業を開業しても、すぐには食えないと思いますが、その間はアルバイトなどする訳...士業を開業しても、すぐには食えないと思いますが、その間はアルバイトなどする訳ですか? 

 

しかし突発的に仕事が舞い込んできたらどうするのですか? 

 

 その仕事が十分食っていけるだけの案件ではないとしても、開業したからには、引き受けると思いますが、生活を考えたら、アルバイトも辞められない。 

 

アルバイトも生計を維持するには、週に5日以上はフルタイムで、働く必要性があるでしょう。

 

そもそも二足のわらじなど可能なのでしょうか?

 

一昔前と違い医師を除いては極端な話ですが独立型資格も殆どが生計を立てるのが難しい時代及び将来となって来ています。一級建築士や税理士は資格者数が異常に多過ぎ、奇跡でも起こらない限り新規独立はしんどい状態です。私見ですがその中にあって司法書士は少しはマシな状態かもしれません。

それでも規制緩和で仕事が競合する司法試験の合格者数が増え、司法書士試験も一昔前の2倍半(以前は合格者は400名ほどでしたが今は1000人ほど)と合格者が増え、一方人口減、経済悪化で一人当たりの仕事量は激減しています。一昔前の司法書士は、概ね開業数年で補助者の一人でも雇い、更に数年経てばローンで住宅ローンを組める司法書士も珍しくありませんでした。今は昔の話ですね。

今は減った仕事の中でも最も大きな収入源である登記の仕事は既存の司法書士が殆ど占めており、新規開業で食べて行くには余ほどのコネ(銀行、不動産業者への)や資金がないとなんとか食べて行けるのには相当の努力と長期間の耐乏生活の覚悟が必要です。私が開業したのは昭和の時代ですが、それでも3年間ほどは夜は複数の塾を掛け持ちで雇われ講師のアルバイトをせざるを得ませんでした。今の時代なら皆口にこそ出しませんが、人知れずアルバイト、副業をしていたり、妻にパートに出てもらったりとそれぞれ工夫して食いつないでいる方が多いですよ。今の時代、いったん開業してしまうと、生活が苦しくても廃業して勤め人に戻りたくても就職(転職)出来ない現実があり、廃業したくても廃業出来ない事情もありますので、生きて行くためにはそれぞれ工夫せざるを得ない時代になっているのではないでしょうか。

それでも司法書士として開業を目指すなら、司法書士が自分の天職と思える仕事で且つ余ほどの覚悟がない限り、開業したものの抜き差しならぬドツボにはまってしまう危険性すらありますね。資格社会は想像以上の厳しさで、今はもうそんな時代なのかもしれませんね。私の住む町にも、数年前まで法務局があった為(統合されました)たくさん司法書士事務所がありますが、どこの事務所も廃業はされていないみたいです。司法書士業は手堅いのかなぁなんて思っていましたが、廃業するに出来ない事情もあるんですね。飲食店や小売業を開業するよりは、リスクは小さいのでしょうが、士業で開業も厳しいようですね。 

皆様ご回答有難うございます。